何度も頭をよぎるのが、
「15年も離れていたなんて、信じられない」
「どうして離れていられたんだろう?」
「あのとき思いを貫いていれば、今頃もしかしたら一緒にいられたかもしれないのに」
後悔に似た思いでした。
ですが、よくよく思い返せば、わたしはツインに会いたいということを除けば、何の望みもないくらいすべて満ち足りた人生を送ってきました。
大好きな父の最期の日々をべったりと(介護をして)過ごせたし、普通の結婚もしてみたかったし、住んでみたいと思っていた土地にはすべて住みました(高校を出てからの引っ越しは7回)。自分の子供は持てなかったけど、かわいい甥や姪を思う存分かわいがれて、祖母の看病までさせてもらえました。
経験してみたかった贅沢も、ありがたいことに経験させてもらえて、(家とか車とか旅行とか)この世に思い残すことは何もない、という状態になったのが2014年の5月末でした。
ある意味では、自分を押し殺して我慢だらけだった結婚生活も、自分一人で生きていたらかなわないほどの物質的な豊かさを経験させてもらえたという点では夫に感謝しています。
美輪明宏さんの本に書かれていたのですが、この世には正負の法則があると。
いいこともあれば悪いこともある。それが今までの人生でした。
「いい子」でいたおかげで、家族も円満だし、贅沢もできた。多少自分を抑えるくらいは仕方ない、と。
そういうのが現世の掟、ならばそれをやり尽くした15年だったとも言えます。
ツインの彼と、ずっと一緒にいればよかったと嘆くわたしに親友が言ってくれた一言。「ずっと一緒だったら、経験できなかったことをするために離れていたんだよ!」
確かに、彼と一緒なら自分の望みなど忘れて彼中心の生活になっていたのは間違いなく、それをしていたらもしかしたら、15年経ったいまごろ、経験してみたかったことを思い出して後悔していたかもしれません。
そして、まだこれははっきりと聞いていませんが、彼もこの別離の間に現世でしておくべきことを経験して、カルマを返して、成長してきた気がするのです。それは、再会した時にあまりにも素敵な大人の男性に成長していた姿を見て強く思いました。
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