ツインと再会した日のこと。
抱きしめられ、寄せ合う頬に、突然、父を感じました。
繋いだ手を、持ち上げてそっとわたしの指先にキスをしてくれたとき、祖父を感じました。
どちらももうこの世にはいなくて、私が生まれた時から無条件の愛を注いでくれた二人でした。
わたしは本当に愛されて育ったことを家族に感謝するしかないのですが、なかでも祖父と父の愛はものすごく大きくて無条件で、その愛がこの世で感じられなくなった時、わたしはバランスを、崩しました。(そして、焦って結婚してしまいました)
母や妹ももちろん愛してくれていますが、女同士というのは肉親でもなかなか難しいもので、常にライバル心と隣り合わせの愛情です。
今まで触れ合ったことのある男性に、そういったものを感じることはありませんでした。わたしは女という記号のようなもので、見た目や年齢で選別された「落とす」ための対象でしかなく、肉欲を満たすためのキスしか受けたことはありませんでした。
ツインの彼から感じた、無条件の愛。
それがわたしに流れ込んできて、わたしはもう一度生きていく力を取り戻しました。
以前の私なら、こんなとんでもないことをしている娘で親に申し訳ない、と罪悪感でいっぱいになっていたと思うのですが、そんなことは少しも感じず、「ああ、やっぱりこの人なんだ」と確信したのでした。
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